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節分前から入念に園児に擦り込み作業!

子供が通った幼稚園の先生たちの話です。幼稚園はとても伝統的な行事を行ってくれるところであり、いつも親である私も楽しみにしていました。その中でも一番びっくりしたのが節分です。どんな風にびっくりしたかというと、節分前からの子供たちへの擦り込み作業がとても念入りだったのです。なんの擦り込みだと思いますか?それは鬼が本当にいるんだという恐怖を植え付けるための擦り込み作業です。先生たちは節分の前から、ちょっとずつ鬼の気配を醸し出していきます。例えば下駄箱の近くに泥のついた足跡をつけておく。次の日は、園内にもその足跡を残すなど。本当に大きな鬼のような足跡で親たちも感心するほど。これを見たら子供たちは、本当に鬼がいるんだ!どこにいるんだ!絶対に追い出してやる!と頑張るのです。そして節分当日は、鬼に扮した保護者の中でも一番の大男が登場。洋服も髪の毛もその幼稚園に伝わる代々の鬼衣装。本当に子供たちの顔は引きつり、泣きわめきます。そんな様子は私たちは写真でしか見ることはできませんでしたが、私の子供の3年間は、いつも先生にだっこされて泣いているものばかりでした。鬼の恐怖で腰が砕け歩けない状態で、ただただ涙も鼻水も垂らして先生にしがみついている…そんな幼稚園とのわが子との貴重な思い出が節分です。