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保育園に馴染めずにいた娘が大好きな先生

私の娘が4歳の頃から通っていた保育園はいわゆるマンモス保育園でとても大きな保育園でした。娘の性格のせいか、中途半端な時期に入園したせいか、娘はなかなか馴染めずにいました。運動会などの行事で見ても参加はしているのですが友達がいるような感じではありませんでした。それでも娘に「今日は保育園楽しかった?」と聞けば、楽しかった、と答えるのでした。先生方もたくさんの子供がいる中で大変なことが分かっているのでなかなかうちの子を輪に入れてやってください、など言えませんでした。私は子供がたくさんいるマンモス保育園が娘に合っていないのかも、と考え転園も考えましたがせっかく入れた保育園だったし、子供も行きたくない、とも言わなかったのでそのままにしておきました。そしてそのまま特別仲のいい友達ができることもなく卒園の年になりました。そんなある日家族とファミリーレストランで食事をしているとき、娘に保育園のことを聞きました。「もうすぐ卒園だけど保育園楽しかった?」娘は「うん。ナデシコ組の時の○○先生が大好きだった」と答えたのです。一年も前の先生の名前が出てきたのです。「〇〇先生大好き」そんな話は初めてで少しびっくりしていました。すると噂をすれば影、とはこのことで、たまたまその先生が私たちのいたレストランに入ってきて、「りかちゃん!偶然だね!」と言って娘を抱っこしてギュッとしてくれたのです。「年長組さんになって頑張っていること、みているよ」と言ってくれました。先生はたくさんの生徒を抱えながらもきちんと一人一人と向き合って、その子供の心に残るような接し方をしてくれているのだな、と感動しました。そして娘は友達を作りたい、という気持ちが芽生えるのが少し遅いだけでいつもしっかり活動に参加していた、いつでも先生たちと相談してください、と先生もおっしゃってくださいました。