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長所を認めてくださった幼稚園の先生

我が家では年中から、長期休みの度に普段通っている幼稚園とは別に課外活動をするために「森のようちえん」に行っていました。うちの子はとにかくマイペースで、集団行動が苦手で、空気を読めずにいたので、それはそれは心配していました。平日に市役所の保健師の方に相談に行っていたくらいでした。年長組になる前の春休みの頃、森のようちえんのプログラムで、湖に近い森の中で散策をしていたときのことです。この日は親子で登園していて、森のようちえんの先生ともお話する機会がありました。森の池に着いたときにふとT先生に「実は、子どものことで悩んでいまして。」と打ち明けてみました。T先生は「そうなんですか。でもMちゃん、いいところいっぱいありますよ。」とおっしゃってくださいました。ちょうどうちの子が年下の子ども達を誘って、池の中にドボンと入ってしまったところでした。「楽しいことをとことん楽しもうとするところ。年下の子に優しくできるところ。お母さん、Mちゃんのよいところを伸ばせばいいじゃないですか。」と笑顔で答えてくださいました。今の今まで、自分の子どもの足りないところにばかり目がいっていたのに、その言葉でスッと胸が救われるような気持ちになりました。その日は、池にはまってずぶ濡れになった我が子を怒ることなく、着替えさせることができました。T先生の優しい眼差しには感謝しきれません。