幼稚園の先生からクリスマスの贈り物

幼稚園児の頃、体が弱かった私は、とても楽しみにしていたクリスマス会を前に風邪をひいてしまいました。園長先生扮するサンタさんからプレゼントがもらえると聞いてわくわくしていたのに、前日から風邪の症状が出た私。その神戸でインターナショナルスクールとなるには当日は熱も上がり、もちろん欠席に。後日お友達が当日の様子を楽しそうに話してくれたけれど、嬉しさより寂しさが勝ってしまいました。それが年少さんのとき。一年後、今度こそクリスマス会に行くんだ!と意気込んでいましたが、なんとまた高熱を出し欠席。涙と鼻水でぐしょぐしょになっていましたが、それさえ疲れ果てた夕方。クリスマス会を終えたお友達が4人、今年は先生からプレゼントを預かり、サンタさんとして届けに来てくれたのです。そして、預かりもののプレゼントに加え、自作のダンスも披露してくれました。当時はその裏にある先生の気持ちにまで思い至りませんでしたが、大きくなってからわかったことがあります。クリスマス会という大きな行事で大忙しだったはずの先生たち。その中で、2年連続で出席できなかった子がいることに気付いてくれた。その子の寂しさを払拭できないかと考えてくれた。そして、仲のいいお友達にサンタさんになってあげてほしいと頼んでくれた。大人になった今、裏にひっそりと隠れた事情に気付き、寂しさに寄り添い、励ましを届けてくれた先生の優しさをあたたかく思い出しています。