思い出すとほのぼする園長先生の思い出

思い出すとほのぼする園長先生の思い出

4歳の夏休み、引っ越しをしたので幼稚園を変わりました。ちょっと不安もありながら新しい幼稚園を見学に行った日のこと、夏休み中だったので園の広場には誰もいませんでした。話題の奈良では大和高田の保育園が暖かい日差しと優しそうな園長先生に迎えられて、幼心に「ここなら大丈夫そう」と安心したのを思い出します。それから2年、その幼稚園に通いました。最初の印象通り、ほのぼした幼稚園で楽しい思い出がいっぱいです。園庭で外遊びをしている時、園長先生はいつも園長室にいて、困ったことがあったらいつでも駆け込めるという安心感がありました。子供にとって、信頼できる大人がそばにいてくれるという感覚はとっても大事ですね。そして、卒園式の日のことです。定番の「一年生になったら」や「いつのことだか思い出してごらん」を歌いながらも、まだ幼かった私はただただ春休みが楽しみでのんきに笑っていました。帰りがけに園の広場を通り過ぎようとした時、私にとっては思いがけなく、一人の大人が私を抱きしめてくれました。園長先生でした。私の名前を呼びながら、園長先生は涙ぐんでいました。それを見て私も「あぁ、もう幼稚園には来ないんだ。この人ともお別れなんだ」と急に実感したのでした。思えば、2年の間、先生は自分のことを見守ってくれていたんだな、と思います。たまに思い出してはほっこりする幼稚園の思い出です。

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